2022年度 講師派遣事業③

場 所:学習院女子大学

日 程:2022年6月15日(水)10:40-12:10

議 題:国連カフェ

講 師:渡邊真也、田部井淳志、大海千尋

参加者:8名(大学1-3年生)

【概要】

●講義(10:40-11:25)

・模擬国連の説明(目的・現代社会における意義など)

・大学模擬国連について

・模擬国連会議について

・国連の存在意義

・国際連合と模擬国連の会議の流れの違い

・本企画「国連カフェ」の説明

●体験プログラム

・自国理解(11:25-11:35)

 参加者の皆様をアメリカ・イラン・ブラジル・日本の4ヶ国に担当を分けました。そのメニューを得た場合の各国の国益を点数化し、最終的に点数の一番高かった国が一番国益を得ることができる、というルールに基づき、各国の配点が書かれたスタンスペーパーを用いて、自国の主張を考察していただきました。

・議論(11:35-11:45)

 モデ形式(すべての大使が着席した状態での全体討議)にて、各国が選んだメニューとその理由の主張を行いました。

・国内調整(-11:50)

・自由交渉(11:50-12:05)

 「主食には何がふさわしいか」「栄養バランスを考えればこのメニューは外せないのではないか」等の積極的な交渉が行われました。特に、反論として論理的な応酬が目立っていた印象です。また、最終的には、「〇〇のメニューにすべての国が納得してくれるならば✕✕のメニューで妥協する」など、妥協もしっかり根拠立てて行われ、実に内容のある議論をもってメニューが完成しました。

・講評、閉会(-12:10)

【講師からのコメント】

 まずスライドにて国連や模擬国連の説明を行う際に、参加者の皆さんの真剣に説明に聞く姿から本企画への強い意欲を感じ、説明をする私も気が引き締まりました。企画に入ると、参加者の皆様がとても積極的に主張をしており、またその主張も考えられたものが多くとても感心しました。自由交渉の中でも「自国が最終的に何をメニューとして入ればよいのか」「いかに自国にとって点数の高くなるものを入れるか」の戦略も見え、とても充実した企画となったと思います。

 また、国連全体を見据えた視点や栄養バランスへの考慮など、メニューの全体像から根拠立てた主張が行われており、模擬国連未経験である参加者自身が主体的に「交渉」を行っていた姿に驚きました。時にはユニークな主張も展開され、皆様がこの企画を楽しんで参加している姿を見て、企画を担当した私も自然と楽しく最後まで企画を遂行することができました。

 担当教授である木村様の御協力をはじめ、他の講師陣、そして意欲的で素晴らしい参加者の皆様により、とてもよい企画になったことが何よりうれしいです。(渡邊)

【参加者からのコメント】

・「模擬国連の目的を初めに説明して頂いたことで、模擬国連をやる意義を明確にしながら進めることができたのが良かったです。話し合いや意見のまとめ方などをサポートして下さったので、とてもやりやすかったです。」(アメリカ担当)

・「国連について学んだ上で、各国の大使になりきり自国の利益を考え話し合う事ができて面白かった。それだけでなく、最後の点数を開示した時に点数が高いと思っていた国以上に高い国があり、自由交渉が上手であることはこういうことであるのかと学ことができました。」(日本担当)

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講師派遣事業に関するお問い合わせ・ご相談→日本模擬国連 事業担当:project.jmun@gmail.com 

2022年度 講師派遣事業③
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