2022年度 講師派遣事業④

場所:仙台第三高校

日程:2022年6月30日(木)15:30-18:30

議題:安保理改革

講師:工藤竜暉・椎根小梅・中山創太

参加者:9名(高校1·2年生)

【概要】

<講義・国別準備時間 15:40〜17:50>

まず模擬国連に関する簡単な概要説明をした後、前半の2時間で参加者の皆さんに会議準備(議題理解・自国理解・国益設定・会議戦略の立案)をしていただきました。予め議題に関する論文等のリサーチ資料をこちらで集め、参加者の皆さんにはそれらを読んでいただきながらワークシートを埋めていただく形式で進めました。

<交渉体験プログラム 17:50〜18:40>

後半の1時間では、実際に交渉を行い、決議案を出していただきました。交渉過程では、お互いに常任理事国を増やしたい思惑を持つG4とAUの協議が不発に終わる一方、常任理事国を極力増やしたくないP5がUfCを取り込む動きを見せていました。結果、決議案が2本提出されました。いわゆる「G4案」が反対多数で否決された後、「常任理事国の枠をアフリカ1カ国分増やし、当該国は拒否権を15年間凍結する」という案が賛成多数で可決されました。この決議により最も国益を達成できたのは中国大使だと評価できるのではないでしょうか。

【講師からのコメント】

模擬国連の会議に参加することが初めてという生徒さんが多いなかで、準備から交渉まで非常に意欲的に取り組んでいただいたことが印象的でした。1時間強という限られた準備時間のなかで自国の主張を理解したうえで国益を設定し、会議でどう動けばよいか柔軟な発想で考えられていたことには驚きましたし、各国大使が堂々とした姿勢で交渉していたことにも感心しました。

このワークショップでは、準備段階においてこちらから先に答えを与えることはあえてせず、参加者の皆さんが主体的に国益や戦略を立てることで、模擬国連の準備から当日までの流れを追体験していただきました。今回の企画で模擬国連の様々な側面に興味を持っていただけているようでしたら非常に嬉しいですし、この経験を生かして外部の大会等にも今後積極的にチャレンジしていただけたらと思っています。(工藤)

安保理改革という、議題理解から国益設定、他国との交渉まですべてが難しい議題だったと思いますが、短い時間でも自国益を一生懸命追求しようとする姿がとても印象的でした。

模擬国連が初めての方が多かったと思いますが、この経験を機に、模擬国連により興味を持っていただけたら幸いです。

参加してくださった高校生の皆様、ありがとうございました。(椎根)

率直に申し上げて、非常に質の高いワークショップだったと思います。

まず第一に、ほとんどが模擬国連未経験者であったにもかかわらず、それぞれが主体的に戦略性のある行動をとれていたことは、模擬国連全体で見ても稀有でありいい意味で驚かされました。

そしてそれぞれの行動・国益理解についても、表面的な選択肢に終始するのではなく、自国や他国がなぜその選択肢を求めるのかを考え、実際の行動を想定して解像度を高める営みを行えていたことは素晴らしいと思います。

今回は会議準備と実際の交渉に絞って模擬国連を体験していただきました。しかしながら見ていた限り、参加者全員が実際の模擬国連会議でも十分に活躍できると確信しています。興味がある方はぜひ、高校・大学模擬国連などに参加していただきたいと思います。(中山)

【参加者からのコメント】

資料などを準備していただいていたので、初めてでもスムーズに議論することができた。

普段は深く考えないことについて考えてみて、交渉の難しさと楽しさを知ることができたので、あらためて参加してよかったと思えた。 (日本大使)

たくさんの視点から意見を交わすことが達成感があって楽しかったです。 (中国大使)

準備時間が十分に確保されており、議論の内容を深めることが出来た点、本格的に議論出来た点、いろいろ質問出来た点がよかったです。 (韓国大使)

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講師派遣事業に関するお問い合わせ・ご相談→日本模擬国連 事業担当:pr@jmun.org

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2022年度 講師派遣事業④

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