事業紹介 – 関西大会(KMUNC)

事業概要 

模擬国連会議関西大会(KMUNC)は毎年8月に開催される、日本最大の模擬国連大会です。今年で26回目の開催となり、本年度は8月18日〜8月20日に神戸にて行います。本大会は、4つの全国大会のうち年度の中で最も早く開催される全国大会であり、関西だけでなく、日本全国からおおよそ300名の参加者が集まります。本大会は、多種多様な議題を取り扱った7つの会議を設置し、すべての参加者に「次なる景色への挑戦の場」を一貫して提供してまいりました。 本年度は基調講演に元外務大臣の河野太郎さんをお招きし、大会そのものにおける経験の価値向上にも努めております。

代表挨拶

「熱い心と、冷たい頭を持て。」 第8代国連難民高等弁務官 緒方貞子


本大会の開催にあたり、日頃より本活動にご理解とご支援を賜っております皆様に、心より御礼申し上げます。

近年、国際社会および日本を取り巻く情勢は大きく変化しています。ウクライナ情勢やガザ地区をはじめとする国際的危機、さらには国内における多様な政策課題など、私たちの社会は複雑で困難な問題に直面しています。

模擬国連は、こうした国際社会の課題を学生が主体的に考える教育活動です。参加者は一人の外交官として一国を代表し、国益と国際協調の両立を模索しながら、世界の諸問題や歴史上の危機、さらには政策創造や国際的な制度設計に向き合います。国際法の理解、論理的思考力、高度な交渉力を駆使しながら合意形成を目指すその過程は、「知の総合格闘技」とも称されるほど高度な知的挑戦の場です。

模擬国連の歴史は世界で約100年、日本でも半世紀近くにわたり発展してきました。現在では旧帝国大学をはじめ、主要大学を中心に多くの学生が参加し、大学や学年を越えて切磋琢磨する知的コミュニティが形成されています。また、その運営は学生が主体となって担っており、年に二度開催される全国大会も企画・運営のすべてを大学生が自ら行っています。このような経験は、国際社会を担う次世代の人材を育てる貴重な機会となっています。

関西大会は、その全国大会の一つとして大きな意義を持つ場です。新たに模擬国連に挑戦する学生にとっては全国規模の議論に参加する最初の舞台となり、経験を重ねた学生にとっては自らの能力をさらに高める機会となります。日本模擬国連の創始者である緒方貞子氏(元国連難民高等弁務官)の言葉のごとく、激動の時代を担う「熱い心」と問題を解決していく「冷たい頭」を育て、地域のみならず世界へと羽ばたく力を育んでいくことを目指します。

本年度大会のコンセプトは「Sinfonietta」です。多様な背景を持つ参加者がそれぞれの役割を果たしながら議論を重ね、一つの調和を生み出していく姿を、交響曲になぞらえています。神戸の地において、今年の夏もまた、単なるシミュレーションにとどまらない、熱量あふれる関西大会が始まります。

最後になりますが、本大会は多くの皆様のご理解とご協力によって支えられております。今後とも本活動の発展に向け、変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

第26回模擬国連会議関西大会運営事務局 事務総長

大阪大学法学部 3年 川口凜留

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