事業概要
模擬国連会議全米大会日本代表団派遣事業(通称:全米団)は、毎年ニューヨークにおいて開催される模擬国連会議全米大会(NMUN: National Model United Nations Conference)に日本からの代表団を送る事業であり、日本模擬国連の主催事業のひとつです。当事業では、企画立案、準備から実行まですべて学生が中心となって行っています。元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏による鞭撻の下、国連日本政府代表部大使である星野俊也氏をはじめとするメンバーが1984年に初めて代表団が派遣されました。それ以来、絶えることなく続く歴史ある事業となっています。また、日本における模擬国連活動は全国的な広がりを見せており、当事業もその発展に貢献してきました。
当事業は国際問題の社会的認知の促進、模擬国連活動の発展、及び国際社会において活躍する人材の育成という三つを事業運営の目的とし、団員育成プログラム(DDP)、渡米、事業運営を大きな軸として活動しています。活動ごとの詳細に関しては、全米団ホームページ(https://nmun-jpn.jimdo.com/)にてまとめてありますので、是非ご参照ください。
代表挨拶

皆様こんにちは。模擬国連会議全米大会第40代日本代表団派遣事業運営局にて、運営統括並びに団長を務めています、渡辺由璃子と申します。
2022年6月12日に行われた事業報告会をもちまして、第40代日本代表団の派遣に向けた運営が始動いたしました。新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で先行きが見えない中ですが、これまで引き継がれてきた歴史の重みを強く受け止め、さらなる発展に向けて運営局員一同尽力してまいります。
私は入団してからこれまで、顧問の先生方をはじめとした弊事業に関わる全ての方のご協力とご支援のもと、大変充実した団員期を過ごすことができました。新たな仲間に出会い、彼らと切磋琢磨しながら取り組むことで、たくさんの知識や能力を身につけました。幣事業の活動を通して得た経験は、模擬国連にとどまらず将来社会に出ても役立つものであると感じています。
私は次期団員に全米団に入団している意義を感じてもらえるような運営を目指します。そこで40代運営局は「discover and challenge」を運営コンセプトに掲げ、次期団員が存分に「discover and challenge」できるように努めたいです。具体的に団員に気付き、挑戦してほしい4点があります。
1つ目は、0から新しいことを見つけることです。次期団員には政策立案プロセスを通じて、新しい知識や能力を見つけてほしいと思っています。
2つ目は、新しい自分を見つけることです。自分と向き合い、互いに切磋琢磨することで成長し、自分の新たな一面に気づいてほしいという私たちの気持ちを込めています。
3つ目は、弊事業に所属している意義を見つけることです。なぜ入団を希望したのか、弊事業で何を成し遂げたいのかという問いを入団前から考え続け自分なりの答えを見つけてほしいという意味です。
最後に4つ目は、諦めず、責任感と向上心を持って挑戦し続けやり遂げることです。
以上の4点を踏まえ、私たちは次期団員にとって実りのある団員期になるよう全力で挑んでいこうと思っています。
最後になりますが、平素より当事業へのご理解・ご支援を賜っております顧問の先生方、財団の皆様、企業の皆様、協賛・後援団体の皆様、そして日本模擬国連会員の皆様に心より感謝申し上げます。今後とも、当事業への変わらぬお力添えのほど、よろしくお願い申し上げます。
模擬国連会議全米大会第40代日本代表団派遣事業運営局運営統括・団長
国際基督教大学教養学部アーツ・サイエンス学科2年
渡辺由璃子
HP・SNS
全米団HP:http://nmun-jpn.jimdo.com/
NMUN HP:http://www.nmun.org/