European Council

概要 会議テーマ 議題・論点説明 フロント紹介 大会企画 国選びのポイント

概要

議題(英語) Establishment of the Copenhagen criteria
議題(日本語) コペンハーゲン基準の策定
議場 コペンハーゲン欧州理事会
扱う年代 1993年
設置国数(募集人数) 12ヶ国(ペアデリ可)+21ヶ国(シングルデリ)=33ヶ国
使用言語 公式:英語 / 非公式:英語 / 成果文書:英語
会議監督 末永理紗(東京大学法学部 4年)
議長 矢倉康平(東京大学法学部 3年)
秘書官 永田基(慶應義塾大学法学部 2年)
報道官 濱田茉莉花(早稲田大学政治経済学部 4年)

国割

Albania
Austria
★Belgium
Bulgaria
Croatia
Cyprus
Czech Republic
★Denmark
Estonia
Finland
★France
★Germany
★Greece
Hungary
Iceland
★Ireland
★Italy
Latvia
Lithuania
★Luxembourg
Macedonia
Malta
★Netherlands
Poland
★Portugal
Romania
Serbia Montenegro
Slovakia
Slovenia
★Spain
Sweden
Turkey
★United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

★:ペアデリ可、投票権あり
他:投票権なし、オブザーバー

会議テーマ

違いと同じに向き合って、共存する未来を考える

自分と他者の違う点・同じ点に向き合ったうえで、どう共存する未来を作っていくか考えていく会議です。テーマ実現のためには大きく2点工夫をしています。

1点目は議題で、東欧諸国のEU加盟いかんを考える会議であることから、東欧諸国とこれまでの加盟国との違う点とは同じ点とは何か・そして共にEUとして生きていくとはどういうことなのか・そのためにどのような基準を設けるべきか考えることになります。

2点目は日本と海外の模擬国連の良さの共存です。日本の模擬国連の良さと海外の模擬国連の良さを両方体感できる会議の実現をはかっていて、海外参加者にとっては日本の模擬国連へ・日本の参加者にとっては海外の模擬国連へ踏み出す第一歩としての会議を提供できればと考えています。成果を出すまでの過程にこだわる議論といった日本の模擬国連らしさと、スピーディーな議論といった海外の模擬国連らしさが共存できるように、プロシージャーや準備段階で工夫をこらしています。

これら2点により、会議を通じて違う点・同じ点があるなかでいかにして共存をはかっていくかを深く考える会議にしたいと考えています。

求める参加者

自分の芯を持っている方
会議テーマとして「自分と他者の違いと同じに向き合って共存する未来を考える」を掲げていて、自分を持っている方が会議を通じて改めて自分自身に向き合うことを目的としています。このため、会議前にある程度自分自身を持っている方の参加をお待ちしています。

難しいことに挑戦したい方
議題の理解・国益の設定・海外大会と日本の大会の融合という点で普段の模擬国連と比べて難しい要素が多いため、難しいことに挑戦したい方に最適な会議だと思います。

テーマ「違いと同じに向き合って、共存する未来を考える」ことを実現したい方
当会議では一貫して本テーマを実現する会議を作っています。このため、会議テーマを実現したい方にはぜひ参加していただきたいです。

議題・論点説明

議題説明

1991年の冷戦終結に伴って、東欧諸国が民主化しました。そして、東欧諸国はEUへの加盟を望むようになります。現加盟国も安全保障・経済状況からして東欧諸国との連帯は不可避と考え、共存を模索し始めます。しかしながら、1993年の状況では東欧諸国と現加盟国との差は大きく、すぐに加盟を許可するわけにはいかなかったため、加盟基準を定めて加盟を審査する制度を設けるべきではないかという議論が生じました。

論点説明

① 欧州統合の目的(なんのために欧州は統合するのか)
なぜ欧州は統合するのかについて話し合っていただきます。主に以下の論点に分けられます。
・経済統合・通貨統合する目的とは
・安全保障で協力する目的とは
・人権の保障といった欧州としての目的とは
・結局欧州とは何なのか

② 新規加盟国が満たすべき基準(何を満たせばEUに加入できるのか)
①で定めた目的を受けて、どのような加盟基準を設けるべきかについて話し合っていただきます。そこでは目的との関係性も話し合っていただく予定です。主に以下の論点にわけられます。
・目的と政治的基準の関係性ならびに政治的基準の具体性
・目的と経済的基準の関係性ならびに経済的基準の具体性
・新規加盟国統治能力の基準の有無

フロント紹介

ディレク自己紹介

東京大学法学部4年末永理紗です。大学では破綻国家と平和構築からコーポレートガバナンス・コードまで幅広い分野に興味関心を抱いて勉強しています。趣味は音楽を聴いたりカラオケで歌ったりすることで、音楽も洋楽からKpop、ボーカロイドなどジャンル問わず聴いています。一人でカラオケに行くことも多くあり、この前は一人アナと雪の女王のLet it goを熱唱したりTaylor SwiftさんのI knew you were troubleで叫んだりしていました(笑)

ディレクにとっての模擬国連とは

模擬国連を始めたきっかけ
もともと国際関係に高校時代から漠然と関心を抱いていました。そんななか大学で先輩が模擬国連という国際会議をシミュレートする活動に参加していると聞き、サークル紹介で訪れたのがきっかけです。幅広い分野に触れることができ、かつ自分とは違う立場で発言し交渉する活動というのが魅力的で、サークルに入ることを決めました。

印象に残っている会議
2年前の全日本大会でG20を模擬した会議は印象に残っています。会議の最初から最後まで全力で交渉し、Best delegateをいただけた会議でした。この経験を通じて、全力で何かに挑戦することの面白さを改めて実感することができましたし、興味がないと思っていた金融分野に関心を持ち、勉強するきっかけにもなりました。

悔しかったこと
初めて参加した海外の模擬国連大会(全米大会)は非常に悔しい経験でした。日本とは全く違うルールで全く違う慣習で進められる会議に圧倒されてしまい、自分らしさを出すことができなかったです。とても悔しかったので、その後2度海外大会に参加し、リベンジしました(笑)

その他模擬国連について語りたいこと
模擬国連で20以上の分野について会議に参加したおかげで、社会人の方と話をするときも何かしら自分の引き出しを持てているなと実感しています。会議自体は社会的な成果を生むわけではありませんが、参加者が得られるものが大きく、誇りを持てる活動に再び参加できてすごくうれしいです。

フロントからひとこと

【議長】矢倉康平(東京大学法学部 3年)
挑戦すること、一歩踏み出すことほど勇気のいることはありません。そこには不安がつきものでしょう。英語会議に参加すること、この会議のテーマである「違い」に向き合うこともその一部かもしれません。逃げたり目を背けたりする方がよほど楽です。
でも、挑戦することによって、一歩踏み出すことによって、新しい世界を見ることができるのです。この会議を終えたあと、どのような世界が開けるのか、それは会議に参加する人のみが見ることのできるものでしょう。

【秘書官】永田基(慶應義塾大学法学部 2年)
みなさんにとって模擬国連ってなんだと思いますか?
議論を熱く交わす議場、交渉力を高める空間、自分の意思を伝えるステージ。答えは様々ありますが、僕にとっての模擬国連とは毎回違う目標を立て、違った「何か」を得られる場所であると思います。皆さんは今回どんな目標を立てて会議をしますか? その答えはすべて違うものだと思います。
そこでフロントの仕事はそんな異なった目標をもつみなさんを最大限サポートし、みなさんの目標を叶えるための手助けをすることだと思います。少しでも詰まることがあれば、すぐにでもフロントに来てください。フロント陣は全員が全力で対応します!
ただ3日間の会議ずっと全力でいくとさすがにガス欠になるかもしれないので、適度に肩の力を抜いて、リラックスして会議をするのも、それはそれで新しいものを得られるかもしれないです(笑)

【報道官】濱田茉莉花(早稲田大学政治経済学部 4年)
井の中の蛙になりたいですか。 居心地のいい空間にいつづけるだけで、おもしろいですか。 いつもと違う環境に飛び込んでみた先のわくわくや発見を、この会議は提供します。 「違い」にわくわくする人はもちろん、少しおっかなびっくりでも、今までとはちょっと違う世界を見てみたいという方は是非お越しください。 フロントとして、全力でサポートいたします。

ディレクから参加者へのメッセージ

今後数十年でさらにグローバル化が進む中で求められる能力・人材はどのようなものか。そう考えたときに浮かぶのは「英語」ではありません。私は、自分と違う存在を当たり前に受け入れ、その違いと共に生きるすべを見つけることができる能力・人だと思います。英語会議ということでハードルを感じられる方もいると思いますが、あくまで英語はツールです。言いたいことさえ固まっていれば、たとえつたない英語であったとしても参加者に伝わると思います。「テーマに興味を持った、議題に関心がある」そんな方は臆せずチャレンジしてもらいたいです。難しいと感じる部分はフロントが最大限サポートいたします。皆さんの挑戦を、心よりお待ちしております!

大会企画

概要

大会企画は4日目の午前に行います。この企画は会議テーマである「違いと同じに向き合って、共存する未来を考える」に沿っています。フロントも交えた小グループに分かれて、議題の内容からは離れたトピックについて意見をまとめ、同じグループのメンバーにシェアしていただきます。

企画のテーマは、前半が「違いと同じに向き合う」、後半が「共存する未来を考える」です。皆さん一人一人に自分と模擬国連との関わりについて考えを深めていただくと同時に、他のメンバーの意見を聞くことで「共存する未来」を模索していただきます。この企画を通して、模擬国連という活動に真剣に向き合うことができるでしょう。

狙い

あなたはなぜ模擬国連を始めたのですか?
あなたはなぜAJMUNに参加したのですか?
将来、模擬国連はどのようにしてあなたの役に立つと思いますか?

模擬国連会議に参加している人の模擬国連観は実に多種多様で、一つとして同じ意見は出てこないのではないでしょうか。上のような問いの答えを考え、自分の言葉で伝えることは意外に難しいことかもしれません。この大会企画が、同じ会議に参加する人の模擬国連に対する思いを知る貴重な機会となるだけでなく、皆さん自身が現在・将来の自分について考えるきっかけとなれば幸いです。

国選びのポイント

おすすめ
Germany
France
議場をまとめたい人

当事者として多くのことに関わりたい人

投票国として議論の中心にいたい人
UK 俯瞰的に議場を見てまとめていきたい人
Greece
Italy
Spain
Portugal
Ireland
多くの問題を抱えながら、当事者として物事に関わりたい人

理想と現実の乖離を深く考えたい人

Belgium
Luxembourg
Netherland
Denmark
中立的な立場から議場をまとめたい人
Austria
Sweden
Hungary
Slovakia
Poland
Bulgaria
Romania
Croatia
特に国内の政治問題と向き合いたい人 オブザーバーとして人を説得し動かす能力を磨きたい人
Finland
Cyprus
Estonia
Latvia
Lithuania
Malta
Slovenia
特に対外的な政治問題に向き合いたい人
Czech 特に国内の人権問題等に向き合いたい人
Albania
Macedonia
Iceland
Serbia Montenegro
Turkey
特に国内の問題に向き合いたい人 既存の状況に囚われない意見・提案をしたい人