日本模擬国連(通称:JMUN)は、日本における模擬国連活動を統括している団体です。
現在、JMUNでは、
①「研究会」「支部」という単位として全国各地で行われている各大学でのサークル活動
②日本国内で行われる全国大会事業や大学生の模擬国連会議全米大会(NMUN)への派遣事業の主催
③全日本高校模擬国連大会(GC)や日中韓ユースフォーラム(JCK)、よこはま国際フェスタへの運営協力
④海外模擬国連団体との連携
⑤東日本・西日本事務局が主催する地域単位での企画運営
⑥模擬国連の普及活動
などの活動をしております。
普段は、全国各地の研究会・支部に所属し、会議や勉強会などのサークル活動を行うことが中心となります。各研究会・支部に大学による入会選別はなく、所属大学や居住地の近さ、毎週の活動日を考慮して、自ら所属する各研究会や支部を選ぶことができます。
模擬国連活動の最大の特徴は、各研究会・支部のレベルに留まらない全国的な活動を行っていることにあります。研究会・支部での活動に加えて、事務局が執り行う地域単位での会議や企画、そして各種全国規模の事業の運営に携わる会員や参加する会員がいるといった形で、日本の模擬国連活動は行われています。
団体概要
組織の略歴
日本模擬国連は、1982年に発足した「模擬国連委員会」が起源です。
1993年までは「模擬国連委員会」とその「関西支部」が活動しておりましたが、会員数の増大に伴い活動の便宜性を向上するため活動を組織上切り離す形で関西支部が「関西模擬国連委員会」として設立されることとなりました。しかし、それ以降も全日本大会を関東関西で交互に開催するなど親密な関係は継続されました。
2007年頃からは「模擬国連委員会」及び「関西模擬国連」の上に立つ新団体の規約作成への取り組みが進んでいきました。2009年12月30日にようやく全国代表者の承認の下、「日本模擬国連」が設立されました。そして「模擬国連委員会」は「日本模擬国連関東事務局」に、「関西模擬国連」は「日本模擬国連関西事務局」となりました。
2023年3月にはJMUN規約が改訂され、関東事務局は「日本模擬国連東日本事務局」に、関西事務局は「日本模擬国連西日本事務局」に名称が変更され、現在の体制となっています。
団体理念
JMUN(日本模擬国連)は、以下の4つの理念の下で活動しています。
組織図
JMUN(日本模擬国連)の傘下には、7つの研究会と3つの支部が存在しています。
また、JMUNは5つの事業を主催するほか、他団体とも協力して様々な事業の運営に携わっています。