2024年度 講師派遣事業⑥

2024年度 講師派遣事業⑥
場所:学習院女子大学
日程:2024年6月10日(月)13:15-15:00
議題:国連カフェ
講師:矢島大誠、大竹真由、日下剛志、榊原明日香、水越萌巴
参加者: 学習院女子大学の学生さん 60人程度

【概要】
● 講義(13:15~13:35)
講師自己紹介、模擬国連・国連カフェの説明
● 各国準備 (13:35~13:55 )
● 各国スピーチ(13:55~14:10)
● 議論(オールコーカス)(14:10~14:50)
● 投票 (14:50~15:00)

スピーチでは15か国全ての国が一分間のスピーチを行い自国のスタンスを議場に共有しました。本音と建て前を意識し自国の意見だけでなくその意見を議場に受け入れてもらうためのロジックを話すことができていた国がいくつかあり印象的でした。

議論は40分間のコーカスであり、国連にあるカフェのミールを3つとドリンクを2つを決定しました。経済的影響・文化的影響・宗教的影響といった複合的な影響を考慮しなければならず、また単に好きなメニューを選ぶのではなくどのようなメニューにすれば自国の国益に適うか深く考えなければならず、模擬国連の本質を上手くついたワークショップでした。今回は二議場制で15か国のペア合計60人の生徒さんがワークショップを経験しました。開始当初は交渉というなれない形式に戸惑いながらもスタンスの近しい国とのすり合わせが行われていました。結果として一つの議場ではDR採択、もう一つの議場ではDRが2本出てどちらも不採択でした。40分間という短い時間での交渉でありDRが採択されるには非常に厳しい条件でしたがどちらの議場も健闘していました。このワークショップを通じて少しでも模擬国連について興味を持ったり楽しんでもらえたなら事業冥利に尽きます。

【講師からのコメント】
 総会や安保理といった議場を普段模擬してきた身にとって国連カフェという設定は非常に新鮮で上手に運営できるか不安もありましたが、先生や生徒様の協力で無事に終了することができ嬉しく思います。多くの生徒様にとって模擬国連というものに触れる初めての機会だったと思いますが、みな積極的に意欲的に交渉に臨んでいて、準備した側としても嬉しかったです。正直15か国で40分間だけでの交渉は非常に高難易度だったとは思いますが、最後までめげずに楽しそうにワークショップに参加してくださり、そうした生徒様のやる気が会議を成立させていたと思います。微力ながらも生徒様の模擬国連の体験をお手伝いさせていただき光栄でした。
大学で模擬国連を授業の中に導入してくださることは非常に珍しく、大学への講師派遣自体も今年度は初めてでした。我々事業部としては大学への派遣も今後引き続き行っていきたいと考えているので、積極的に大学への模擬国連の導入を図ってくださることに感謝の限りです。至らぬ部分も多かったと思いますが、少しでも授業に貢献できていたら幸いです。ありがとうございました。是非来年度にも今回の経験を引継ぎより良いワークショップを提供できるよう努めてまいります!
(矢島)

講師派遣事業に関するお問い合わせ・ご相談
→日本模擬国連 事業担当:project.jmun @gmail.com

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