場所:県立船橋高等学校
日程:2024年3月22日(金)13:00-17:00
議題:COP21(気候変動枠組条約 締約国会議)
講師:日下剛志、水越萌巴、榊原明日香
参加者: 県立船橋高等学校 英語ディベート同好会 学生10名(高校生)
【概要】
★講義(13:10~13:30)
- 模擬国連とは何か?
- COP21の概要、論点解説
- 模擬国連の流れ
★各国リサーチ(13:30~14:40)
★体験プログラム
・参加国(10か国) フランス、イギリス、アメリカ、日本、オーストラリア、ツバル、ペルー、中国、ブラジル、南アフリカ
・英語でのスピーチ(14:40~15:20) 最初に、全か国今会議の論点においてのスタンス表明を英語で行いました。
・議論(交渉)(15:20~17:00) 交渉では、各国大使が自国に近いスタンスの国と案をまとめ上げる様子が見られました。また、短い議論時間の中、さまざまな交渉アイデアが飛び交い、非常に活発な議論が繰り広げられておりました。最終的には、温度目標とその主体をめぐって、先進国の妥協の末にパリ協定が出来上がりました! 史実とは異なり、京都議定書のような内容になったことも非常に興味深いポイントでした!
【講師からのコメント】
【講師からのコメント】 まずは英語ディベート部ならではの流暢で論理的なスピーチに非常に感服しました。また、準備段階から非常に論理立てて、交渉戦略や国益の設定を行えており、感心しておりました。
会議では、合意形成に向けて、各グループで意見をすり合わせ、他グループと合意形成を行えており、このような綿密な準備が活かせているような印象を受けました。当日準備なしの1日会議でしたが、大学生の行う模擬国連さながらのクオリティーの会議となり、果たしてこの参加者の皆さんが事前に準備をしていれば、どうなるのだろうかと考えておりました。
また、今回の模擬国連体験を通して、世界史や公民など社会科目への興味関心も深まったような印象を受けました。参加して下さった県立船橋高等学校 英語ディベート同好会の皆さん、並びに教職員の皆様、ありがとうございました。 (日下)
初めての模擬国連だったにもかかわらずとても熱心に取り組んで頂けてとても嬉しかったです。とりわけ、一国の大使という立場を素早く捉え、政府機関の資料や自国の経済統計等の情報に自らあたっているのを見て感銘を受けました。
最後の振り返りの際には、自身の状況を明確に伝えるディベートと、あえて隠したり曖昧にしたりする交渉の違いを発見したと述べてくれた学生さんがいて、私自身も模擬国連とディベートの相違点に気付かされる機会となりました。今回を通して、少しでも英語ディベート部の学生さん達が今後の活動を検討する際に、模擬国連を思い浮かべるようになって頂けましたら、冥利に尽きる思いです。この度は貴重で楽しい機会を頂きありがとうございました。 (榊原)
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