場所:学習院女子大学
日程:2023年6月14日(火) 10:40~12:10
議題:国連カフェ
講師:石毛菜々美、何山、田口蒼依
参加者: 6名
【概要】
●講義
・国連とはなにか(定義や機構について)[10:45~10:50]
・国際連盟と国際連合 [10:50~10:55]
・国連で行われる会議(議事進行や採決などのルール)[10:55~11:00]
●体験プログラム
・国連カフェ説明&国内準備時間 [11:00~11:15]
4か国(日本、イラン、ブラジル、米国)に割り振りました。国連カフェで提供するフードとドリンクを決めるアクティビティを行うため、各国どのメニューを選ぶか、それをどのように勧めるのかを話し合いました。
・議論 [11:15~11:30]
割り振った4カ国に分かれて、議論を行いました。
・交渉 [11:30~11:55]
議論を踏まえて、最終的にどのメニューを選ぶのか全体で交渉を行いました。決定には、全カ国の賛成が必要なため、積極的な交渉が必要です。
当日、各国大使から国連カフェで提供するフードは「何が適切なのか」「なぜそのメニューが国連カフェで提供するに値するのか」といった主張や、他国からでた主張に対しての懸念などを経て、最終的にメニューを採択することになりました。
【講師からのコメント】
模擬国連が初めての学生が多いと思うので、議題が簡単でも議論の仕方や交渉の仕方において難しと感じることがあるかと思うのですが、参加してくださった学生の皆さんがとても熱心に講義に取り組んでくれたり、随所で質問を行ってくださったおかげでたいへん充実したものとなりました。今回、国連カフェで、模擬国連の体験をしていただきましたが、主張とそれに対する質問及び懸念の軸がしっかりと通っており、自国の利益を獲得しつつ何がベストなのかを考えながら動いていた印象を受けました。国内準備の時間の際にも、質問をしてくださったり、積極的な交渉の想像をしていた場面をみて、驚きました。
【参加者からのコメント】
- 立場がバラバラだとしても、他国に配慮しようとする気持ちはどの国も変わらないことを感じ取れた。自分の国ばかりの利益を考えてしまうと、全会一致で可決することは難しく、どの国にも説得を与えなければならないことが、非常に大切なポイントであると考えた。(Aさん、大学4年生)
- 国の事情を十分に理解した上で自分の意見を発表するため、母国の宗教や価値観を調査出来ていないと国の代表として発言出来ないという責任を感じることが出来ました。 また、お互い国の文化や状況が違うので、折衷案を多く出すことの大切さを学ぶ事も出来ました。(Bさん、大学4年生)
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