
事業背景・目的
グローバル化が進み、日本国内においても国際問題への関心が高まっており、ユース世代の取り組みも活発になってきています。また、模擬国連については、世界各国で模擬国連の国際会議が開催される中、今まで日本において国際会議は開催されてきませんでした。しかし、国内の模擬国連の活動に参加するユースも増えています。そこで、日本において初となる摸擬国連国際会議とユース・シンポジウムを、東アジアの代表とも言える日本・中国・韓国のユースを集めて開催し、3カ国間の学術交流事業を実施いたします。
また、3カ国のユースが国際問題について真剣に考える姿勢や取り組みを外部に向け発信していきます。
1. アジアの若者の交流と日本文化を通じた相互理解の促進
本事業では、会議やシンポジウムで知識面の交流を図るだけでなく、日本文化に触れてもらうプログラムを用意することで、若者間での文化交流を目的としています。世界をリードしていく存在になりつつある東アジアの国々の若者が、国際的な議論、文化に直接触れる体験を通じて、連携を強化し、将来への新たな繋がりを作る機会となる。ユースを集めた本交流事業は将来の人材育成のために大きな役割を担うことを期待します。
2. 国際的ネットワークの構築
本事業は、日本、中国、韓国という東アジアの3カ国から参加者を募ることで、これからの社会を担っていくであろう、各国のユースが一同に集う、国際的な交流の場であります。また、会議・シンポジウムへ参加し同じ時間を共有した参加者が、積極的な参加、真剣な議論、お互いを刺激し高めあう経験を通じて、本フォーラム後も続くネットワークを構築する場を提供します。
3. 異文化交流を通じて、国際問題を理解する機会の提供
現在、世界が直面している安全保障、開発、人権など多岐にわたる様々な問題についての会議を設け、日本、中国、韓国のユースが互いの文化的背景、知識を交換することを通して、本フォーラムへの有意義な参加と国際問題への深い理解を促します。また、多くの人に模擬国連活動を知っていただくことで、またシンポジウムを通して国際連合や国際問題などについて身近に感じ、考えるきっかけを提供します。
4. 社会に貢献する人材の育成の提供
模擬国連活動は現在、世界各地で40万人以上の高校生や大学生によって行われる総合的な学習プログラムであり、多くの優秀な人材を世界に輩出してきました。本フォーラムでは模擬国連会議を通じて、自国の主張を論理的に伝えるためのプレゼンテーション能力、他国の主張を理解し多国間交渉による協調を通じてWin-Winの解決策を探るコミュニケーション能力や問題解決能力、また、英語を使用することで、国際社会における必要なスキルを高めるための機会を提供します。