宇宙活動に関する国際行動規範/International Code of Conduct for Outer Space Activities


会議監督(名前/研究会/大学/学年) 菊本雅人/同志社大学/3年/京都研究会
議題(日本語/英語) 宇宙活動に関する国際行動規範/International Code of Conduct for Outer Space Activities
議場(日本語/英語) 「宇宙活動に関する国際行動規範」多国間交渉会合
ニューヨーク・国連本部にて
Multilateral Negotiations on International Code of Conduct for Outer Space Activities
In New York, United Nations Headquarters

【議題解説】

今や宇宙空間を利用した技術が我々の生活を様々な面で支え、宇宙空間は人類にとって重要なインフラとなった一方、宇宙利用の増大に伴いスペースデブリ増加などの環境問題や宇宙空間の軍事化など多くの問題が生じています。今会議ではそれらの問題に対応し、宇宙空間の安定的・平和的な利用を持続させる新たなルールについて考えます。


【会議監督挨拶】

 こんにちは。当会議の会議監督を務めます、京都研究会の菊本雅人と申します。
当会議を一言で言うと「宇宙空間における新しい包括的な国際ルールを策定する会議」です。

 現代社会では宇宙空間を利用した測位・観測・通信など様々な技術が我々の生活を支えており、今や宇宙空間は人類全体にとっての重要なインフラであると言えます。

 しかし宇宙利用が活発になる一方、人工衛星の衝突リスクの高まりやスペースデブリの増加などによる宇宙環境の悪化、宇宙利用技術は軍事的にも有益であることに伴う宇宙空間の軍事化など、現在の宇宙空間は様々な問題を抱えています。

 このように宇宙空間の現状がここ数十年で大きく変化し、現代社会における重要度が高まるも様々な問題がある一方、宇宙空間の包括的な国際ルールに関しては宇宙条約が発効した1967年から現在に至る数十年の間大きな変化がありません。

 そこで当会議の参加者の皆さまには、宇宙空間の現状や問題に対応した新たな宇宙空間の国際ルールを考えて頂きます。

 一見すると難しそうな会議に見えるかもしれませんが、ご安心下さい。まだまだ未発展な分野なので必要な前提知識は多くない上に、しっかりと担当国の主張を形成して実質的な議論に集中できるよう設計しています。

 宇宙空間におけるルール作りというスケールの大きなテーマを、担当国の立場から議論することで得られる楽しさと学びを重視した当会議への皆さまのご参加を、心よりお待ちしています。