ヨーロッパ危機への対策/The Measures to European crisis


会議監督(名前/研究会) 一柳優美香/早稲田研究会
佐藤大起/早稲田研究会
議題(日本語/英語) ヨーロッパ危機への対策/The Measures to European crisis

【議題解説】

「ヨーロッパ」
 この言葉を耳にしたとき、どのようなイメージが湧くでしょうか。
 長年の戦争への反省から作られた欧州連合・歴史と文化・美食など、ヨーロッパは「善」に焦点をあてて語られてきました。しかし、近年 移民・ユーロ債務危機・イギリスの離脱・相次ぐテロリズムの勃発とその「綻び」が顕在化しています。

 安定しているように見えた欧州連合が、連帯を以てしても様々な危機に陥る契機となった「ギリシャ債務危機」を筆頭に、ヨーロッパの抱える問題を幅広く見つめ、その未来像を考えてもらいます。


【会議監督挨拶】

 近年目立ちだしたヨーロッパの負の側面は、安全な地域として知られていたこのヨーロッパを要注意地域に変えました。 これらの混乱の根源ともなった2009年のギリシャ債務問題や、2015年以降の移民難民流入・EU離脱選挙を目の当たりにし、私は「連帯」を基本原則とする欧州連合に関する会議を作りたいと考えるようになりました。  
 「ヨーロッパ危機への対策」を話し合う今会議では、経済財政への関心は勿論、現在ヨーロッパで起こっている問題 ―移民・テロなど― に対する包括的な視点と理解が不可欠です。注目を浴びるヨーロッパで現に起こっていることを“リアルに感じる”会議で主体的に動き、会議を楽しみたい皆様にお会いすることを楽しみにしています。(一柳優美香)


 時間は日々過ぎ去り、時代は日々動いています。
 私たちはふつう、私たちが生まれたときから存在し周りを取り巻く環境を絶対的かつ不変的なものであると信じてやまないことでしょう。

 しかしはたしてそれは正しいのでしょうか。

 そこに疑問の目を向ける必要性を、私はいまこのタイミングだからこそ感じます。
今回は“ヨーロッパ”を舞台に皆さんにはそれを考えてもらいたいと会議を設計しました。
難しいことは何もありません。ただ少し見方や捉え方を変えるだけ。ただそれだけで世界は全く違って見えます。
 一面的に才色兼備と見えている世界の裏側にスポットライトをあて、今までとは少し違った模擬国連を楽しんでいただきたいと考えています。(佐藤大起)