
模擬国連会議全米大会派遣事業とは、毎年ニューヨークにおいて開催されるNational Model United Nations Conference(全米大会)へ日本からの代表団を送る事業であり、模擬国連委員会と関西模擬国連が共催して行っています。1984年に初めて代表団が派遣されて以来、今年で26周年を迎え、その間日本での模擬国連活動も大きな広がりを見せています。当事業も企画立案、準備から実行まですべて両委員会に所属する学生が中心となって行っています。
派遣事業において主眼とされるのは、何にも増して、海外の学生との交流です。日頃、日本においてさまざまな国際問題などに関心を持って活動している私たち学生にとって、違う国の同じような問題意識を持った学生たちと交流できるのは、大変貴重な経験です。毎年、北米の大学と連携して合同代表団を派遣しているのも、日本人の語学力の不足を補うためというよりも、共同での事前準備や会議内外を通じて行われる異文化交流に大きな意味があるからです。
(国連大学での政策発表)
また、渡米前に行われるプログラムも、当事業の大きな特徴の一つです。団員の選考プロセスは、アプライ者全員が国際社会で活躍するために不可欠な論理力、英語運用能力、自己発信力を磨くことができるようなものとなっています。そして団員選考後は、団員育成プログラム(Delegate Development Programme,略称DDP)という体系立ったトレーニングプログラムにより、世界中から集まる学生たちとの高度で活発な議論が可能となり、一層充実した渡米を送ることができるようになると期待されます。この点は、単に海外へ行って交流して終わり、と言った国際交流プログラムと一線を画す、当事業の特徴の一つです。
さらに、現地で国連職員の方々や国連代表部の方々をお訪ねする機会を頂き、直接お話を伺うことも、私たちの国際問題に対する認識を深める貴重な経験となることから、やはり当事業の中心的なプログラムのひとつとなっています。そして、このようにして得られた経験と全ての集大成である会議での経験を基に、代表団の学生は日本の模擬国連活動の更なる普及と一層の充実を図っていきます。これらが当事業の主な目的です。
(全米大会にて)