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模擬国連とは


 模擬国連は国連での会議を想定し、一人が一国の大使となって会議に臨み、外交戦略を立てながら利害関係の異なる他国の大使と交渉を繰り広げます。この活動では、国際問題への理解のみならず、担当国の政策立案や外交戦略を立てる際のリサーチ、会議に臨めば他国との外交交渉を必要とするため、単なるディスカッションのみに終わらない特殊性があります。この活動はさまざまな国際問題をより多角的な視点でとらえる必要性を教えてくれます。

 模擬国連活動の起源は、1923年にアメリカ合衆国ハーバード大学で創設された「模擬国際連盟」に遡ることができ、第2次世界大戦後は国際連合創設に伴い後継として模擬国連(Model United Nations)が開始されました。その活動は国際連合のウェブサイトでも紹介されており、現在では米国や欧州を中心に20万人以上の大学生や高校生が、授業や課外活動の一環として模擬国連に参加しています。また、世界35カ国で年間400以上の模擬国連会議が開かれています。

 日本において模擬国連は、1980年代、欧米の教育機関への留学から帰国した教員や学生により次第に大学や高校の授業に採り入れられるようになりました。その流れを受け、1983年に上智大学において緒方貞子教授(当時)の顧問の下「模擬国連実行委員会」が発足しました。これを期に日本国内への模擬国連の普及がなされ、現在では全国の学生が主に課外活動として取り組んでいます。また現在模擬国連は、模擬国連活動に携わる大学生で構成される全国規模の組織である「日本模擬国連」を中心に、様々な研究会・支部を有するほか、年では高校生の活動者も急増しています。








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