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高校生のための模擬国連活動

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全日本高校模擬国連大会


 

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第五回全日本高校模擬国連大会会議概要

今年度の大会は「エネルギー安全保障」という議題で行われました。
各国での安定的なエネルギー供給のためには何をしなければならないのか、特に「エネルギーに妥当な価格がつけられている状態」と「必要なエネルギーがしっかり手に入る環境が整備されている状態」を確保するためにどのような事が必要なのか、大使に扮した高校生達が2日間熱心に議論を重ねました。

議場では主に、
1.再生可能エネルギーによる供給増量
2.原油価格安定
3.エネルギー供給国への技術援助
4.エネルギーに関する既存の国際機関の協力状況
について各国大使が自国との利害関係、地理的関係に基づいてグループを構成しながら議論を行いました。

燃料供給のパイプライン建設の必要性や、今後の技術援助の必要性をはじめ、大まかな行動方針や長期的な目標については各国が似たような姿勢を見せる中、細かな行動方針や短期目標については意見が割れ、実際の国際会議さながらの議論が進められました。

例えば、エネルギー供給について統括する新たな国際機関創設の是非については意見が終盤まで各国が割れていました。既存の機関の効率化ではどう都合が悪いのか、エネルギー安全保障について現在各国の声が平等に扱われているのかといった疑問を出し合い、各国が白熱した議論を繰り広げていました。

結果的には、1日目の終わりに5つの決議案が提出され、
2日目それぞれの決議案に修正が加えられたものが投票にかけられ、
すべて決議として採択されました。
決議の内容に目立った対立はなく、それぞれ性格の異なる決議が採択されました。
以下に各決議の特徴と実際の文書を掲載しています:

決議1
化石エネルギー及び再生可能エネルギーに関する技術の開発・共有・向上のための新機関として、リサーチファシリティー設立を訴えた決議。
Resolution.1

決議2
エネルギー安全保障全般について、各国が自国の利益を考えるだけでなく、より大きな視座から、国際益を意識し行動するよう呼びかけた決議。
Resolution.2

決議3
エネルギー供給の技術面・経済面での協力について、地球温暖化対策で利用されているCDMを参考に新たな枠組みの創設を訴えた決議。エネルギーを対象とした投機の制限についても言及した決議。
Resolution.3

決議4
エネルギー価格安定のために、既存の機関の統合・協力を通じエネルギーに関する情報の透明性確保を呼びかけた決議。また、エネルギーの供給・消費に関わる法的拘束力を持った枠組みについて吟味。
Resolution.4

決議5
原油価格安定のための新機関創設を呼びかけ、またアフリカ諸国に重点を置いて石油産業に関わる技術、資金、人の支援の必要性を訴えた決議。
Resolution.5

 

大会中は、想像力に富んだ高校生ならでは斬新なアイディアが多く見受けられました。自分たちで考えたアイディアを現実社会で実行しようとした時、どのような調節を行えばより現実的な案になるのか、その過程でどのような困難があるのか、それぞれに感じる事があったのではないかと思います。

議題についての現状を認識し、自国・国際社会の利益両方を考えながら問題解決のための決議を作り上げるのは非常に大変な事です。準備期間及び大会2日間を通し、高校生達は見事に大使としての役目を全うし、沢山の事を学んでくれた事でしょう。

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