大会テーマ

Before the Border .


境界線に向き合い、その前で挑み続けること…

「境界線」—「他者」との間に引かれた、たった一本の、しかし乗り越え難い一線—その前で「他者」と向き合い、自己と世界を捉え直すことが、本大会のテーマです。

模擬国連は「他者」の問にさらされています。各々の国の立場・価値観にたつ他の大使に向き合いつつ、自分の内でも担当国という「他者」と対峙しなければなりません。「他者」を理解し、違いを乗り越えようと試み、失敗し、しかしもがき続けること。それこそが私たちの描く模擬国連の姿です。

本大会は、国際問題について徹底的に考え、議論する場を提供します。2つの国際会議を含む7つの模擬国連会議の他、大使ではなく個人の立場からも国際問題に向き合うことができるような企画を用意しています。そこで問われている問いはいずれも、今を生きる私たちに向けられています。

問いに真摯に向き合う中で、「他者」との間に、僅かだが乗り越え難い一線が浮かび上がるでしょう。それは消すことのできない境界線として、眼前に確かに存在します。その一線を直視して受け入れ、むしろそれを出発点に「他者」との関係を築き直すことで、混迷を極める世界の未来が開かれるはずです。

各参加者には、本大会を通して多くの「他者」に向き合い、問いの答えを求める中で、変化と変革のきっかけを掴んでほしいと考えています。



第28回模擬国連会議全日本大会事務局事務総長
東京大学農学部環境資源科学課程国際開発農学専修
廣中彩乃