2019年度 代表挨拶

皆様、こんにちは。

 

 2019年日本模擬国連(以下JMUN)代表を務めます、早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科3年の矢島 壮です。

 模擬国連とは、参加者一人ひとりが一国の大使となり、国連をはじめとした国際機関などで行われている様々な会議をシミュレートする活動です。各国の主張には様々な利害関係が絡み合っており、それらを乗り越えるため参加者は様々な交渉や議論を展開します。

 机上の空論では意味がない、実際に現場を見て経験することが大切だ、と考える人もいるでしょう。たしかに目的が『議論すること』だけであるならば、個々人の知識やディスカッション能力が高まるだけで、学生が議論しても何の社会的変化にも繋がらないかもしれません。しかし、『同じ問題に関心がある人と出会えること』『自分たちに何ができるのかを考えて、次の行動に移すこと』に繋がるのであれば、とても大きな意味を持つと思います。当事者意識を持って問題を考えたり、実際に支援活動などの行動に移したりと、模擬国連を介した次のステップが非常に大きな意味を持つのではないでしょうか。模擬国連を通して身につく問題分析能力や論理的思考力は、問題の本質を見極め解決策を模索するための一助となります。さらに、多角的視点や戦略的思考力、協調性、相互理解力が身につき、考えた解決策を客観的に判断し、より質の高いものへと改善できるようになります。

 もちろんただ『話し合うだけ』では何も起こらないかもしれませんが、模擬国連を通して身につく様々なスキルを生かして、一歩踏み出すことで、『身近なことが変わる』あるいは、『世界が変わる』ことはあると思っています。

 日本模擬国連は、活動理念の一つに『社会に貢献する人材を輩出すること』を掲げています。
 1980年代に模擬国連が日本に導入された当初は、一部の学生や学者の間でしか知られていない活動でした。平成時代を経て、現在では模擬国連は日本中に広まりました。全国で800人以上の学生が日々、模擬国連活動に取り組んでいます。また模擬国連を経験したOBOGの人数は5000人に達し、外務省や国連機関、NGO、金融やIT・メディアなど、幅広い業界へ優秀な人材を輩出してきました。 模擬国連を通して個人個人が成長し、それが結果として社会への貢献に繋がることを理念とする我々、日本模擬国連といたしましては、現在に至るまで発展できたことを喜ばしく思います。

 模擬国連をより広く普及し、今後も国際社会に貢献する人材を輩出できるよう、平成時代までの活動を継続するだけでなく、令和時代の幕開けにふさわしい新たな改革を試み、更なる模擬国連の発展に努めます。皆様のお力添えを賜りながらも、この1年間JMUN代表として精一杯努めてまいる所存です。

どうぞよろしくお願いいたします。

2019年日本模擬国連代表部 代表
早稲田大学政治経済学部国際政治経済学科3年
矢島 壮

トップへ戻る